オーバーナイト透析

オーバーナイト透析

腎臓病は重症化すると人工透析が避けられず、会社でお勤めをしたり、プライベートな時間を楽しんだり、“ふつうの生活”を諦めざるを得ない場合も少なくありません。そこで「患者様に寄り添う地域医療」をモットーとする宝塚病院では、社会生活を維持できる人工透析「オーバーナイト透析」を平成26(2014)年より開始しました。専門チームが病気を抱えながら生きる患者様の生活をサポートします。

オーバーナイト透析

夜間睡眠中の透析だからフルタイムの仕事も可能

宝塚病院では、腎臓病患者の負担を減らし、生活の質の向上を支えることを目的に、夜間の就寝中に8時間ほどかけて人工透析を行う「オーバーナイト透析」が可能です。

腎臓病は重症化すると人工透析が避けられません。一般的に日中4時間ベッドに横たわる生活を週に3日必要とするため、それまでの会社勤めを諦めざるを得ない人もいます。しかし、宝塚病院のオーバーナイト透析は、眠っている間に8時間の透析を受けられるため、会社にお勤めの患者さんは仕事をこれまで通りフルタイムで続けることも可能。自宅でご家族と一緒に夕飯を食べ、入浴を済ませてから来院される方もいらっしゃいます。

オーバーナイト透析専用の個室ブース

オーバーナイト透析専用の個室ブース夜に安心して眠ることができるようオーバーナイト透析専用の個室ブースを設けています。シャワー室も完備。

腎臓病ケアの専門チームによるサポート

腎臓病ケアの専門チームによるサポート腎臓病患者をケアする専門医、透析者看護認定看護師、管理栄養士の3つの専門職で構成される腎臓病ケアの専門チーム「CKD(慢性腎臓病)サポートチーム」が、患者さんの人生に寄り添い、治療をサポートします。

病床数

10床 ※医療法人回生会 宝塚病院 透析センター内

腎臓病をケアする専門チーム「CKD(慢性腎臓病)サポートチーム」

  • 馬殿正人院長(総合内科専門医/循環器専門医/腎臓病指導医)
  • 小河直美看護師(慢性腎臓病療養指導看護師)
  • 金南ちあき、頭地恵(管理栄養士)

オーバーナイト透析の申し込み方法

まずは電話で、毎週金曜日14時〜17時の「CKD外来」を予約してください。診察を行い、その後の治療方針およびスケジュールなどをお伝えします。

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オーバーナイト透析の申し込み方法

医師メッセージ

人工透析は1回あたりの透析時間が長いほど生存率が高くなるというデータがあり、オーバーナイト透析なら通常の透析(週3回、1回あたり4時間)に比べて透析量が倍増し、症状改善の可能性も高まります。しかもいつも通りの社会生活のままで透析が行えるので、「社会復帰を目指したい」という透析中の患者さんはぜひご相談ください。