宝塚病院は昭和31年に開設。以来,、地域の人々の健康を守る拠点病院として地域に根ざし、今年で42年目(平成10年現在)を迎えます。その間、本館や別館、新館を増築するとともに、治療技術の目覚しい発展に伴い、最新鋭の検査・診断・治療設備を導入してきました。もちろん、医師をはじめとする職員の医療における積極的な取り組み姿勢は言うまでもありません。そして現在、約140名の常勤と、約20名の非常勤の職員が、患者さんとの心のふれあいを大切にし、治療とケアに全力を注いでいます。
今後、病院は大きな変革を迎えるといわれています。国立病院はすべてが国立ではなくなり、県立や市立も統廃合を考えてだしています。約10,000ある病院は、やがて8,000ぐらいになりそうで、日本国中の国立・県立・市立・民間病院などすべてに、病院のあるべき姿が問われています。高水準の医療体制はもとより、患者さんとのコミュニケーションを図りながらのきめ細かな心通うケア・・・、これこそが今後、地域の基幹病院に追求される課題ではないかと、私たちは考えています。
|
先日、「へぇ〜先生ところでガンの手術もやってるの」とある患者さんがおっしゃいました。ガンの手術などは日常的ですが、病院では「ガンの手術行います」とは宣伝しません。病院としての当然の役割としてとらえているだけに、近所の人ですら知らない事に驚きました。この他にも、当院では当たり前のつもりでも、まだまだ知られていないこと、守られていないことはたくさんあります。X線は検査が夜間・休日にも行われていること、そして医師は診察をしインフォームド・コンセント(説明に基づく同意)を得ることなど。
よくどのような病院を目指しているのですかと聞かれます。宝塚病院のテーマは『ヒューマン・ケア』。高度な治療技術はもとより、温かみのあるケアを喜んでもらえる病院、私達の指針はこの42年間、そしてこれからも変わることがありません。
次回は地域で求められている医療について記します。
院長 馬殿 芳郎
|