VOL.6(平成13年 7月25日発行)

  小泉内閣になり日本中が聖域なき構造改革で動き出しました。 変人は“恐れず、怯まず、拘わらず”をキャッチフレーズに積極的に医療構造改革に取り組むことと思えます。 一番の基本は「国民皆保険の堅持」です。それを守るための改革がなされてゆきます。
 難しい話はこれくらいにして、今とどう変わるのか記します。何時でも、何処でも、誰でも、希望する医療機関で僅かな負担で医療が受けられるのが現状です。 それが病気の様子に合わせた時間(患者さんの都合だけでなく)に、その病気に適した機能を持つ医療機関で、その病気に適した医師の治療を相応の負担をして 医療を受けることになります。
 そこで、“医者を選ぶコツ”がいるようになります。はやっているから名医とは限らないので判断に困ります。優しいから、話をよく聞いてくれるからは大切ですが、 もっと本質的なものが大切です。
 こんな話の引き合いに日本医科大学の岩崎榮教授の「いのちの主人公」が出されます。信頼できる医師は病気のことを納得できる様話すのが原則で、

一、薬、殊に抗生剤をやたらと出さない
一、しきりに検査ばかりしない
一、話を聴くだけでなく身体に触れて診察する
一、自分の専門外は気軽に紹介する
一、薬だけ取りに来なさいとは言わない

  等となっています。
必要な医療が常に誰にでも受けられる様にそして医療には皆の税金や保険のお金から成り立っている事への警鐘です。高齢者の多い国はどこも同じですが、“平成の医療改革”として後世にのこるものであってほしいと思います。


 あなたが
  いのちの主人公・からだの責任者


院長 馬殿 芳郎




「高血圧」
今回は、生活習慣病の中の高血圧について書いてみます。 心臓は毎日休みなく収縮と拡張を繰り返しています。心臓が収縮すると血液は大動脈に押し出され、やがて体のすみずみにいきわたります。 「血圧が高い」という時の血圧は、動脈にかかる圧力をさしています。血圧は心臓が収縮して血液が動脈に押し出されるときが最も高くなり、 心臓が拡張しているとき最も低くなります。高血圧は最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHg以上のことをいいます。
そして原疾患が存在しない一次性高血圧と原疾患が存在する二次性高血圧に分けられます。原疾患が存在しない高血圧を「本態性高血圧」とも呼び、遺伝因子、環境因子(食塩の過剰摂取、アルコールの過剰摂取、喫煙、運動不足、肥満、ストレスなど)がかかわっています。
高血圧になると、頭重、肩凝り、首すじのこり、めまい、耳なりなどの症状が出ますが、休養により容易におさまる事が多く、つい治療を怠ってしまいがちになります。 しかし、適切な治療をしないでいると動脈硬化を高血圧が助長しあって、心臓病や脳卒中の誘因となり、腎臓や眼に存在する細い血管の動脈硬化がすすみ、腎臓病や眼底出血を引き起こすことにもなりかねません。
そのため、食生活も大変重要な意味をもっています。
1.塩分の制限
食塩を一日7g以下とし、つけもの、塩蔵類、汁もの、加工品、調味料(食塩・みそ・しょうゆ)を控えます。
2.摂取エネルギーの制限
肥満者には高血圧者が多く、減量により血圧は低下します。
3.たんぱく質を摂取
たんぱく質を十分摂取すると食塩による血圧上昇作用が抑制されます。
4.油は植物油か魚油に血圧上昇抑制作用があります。
5.カルシウム(牛乳・乳製品・豆腐・緑黄色野菜)カリウム(新鮮な野菜・果物)マグネシウム(玄米・魚・ごぼう)を積極的に摂取すると血圧上昇作用を抑制する働きをもっています。
6.食物繊維(海藻や果物)を摂取すると血圧上昇作用をある程度抑制することができます。
7.食事はゆっくり楽しく
血圧の上昇にストレスは深くかかわっています。
1日3回の食事はストレス解消の場にしたいものです。

栄養士 山田 眞弓


当院の内装を一新しました!
 当院では患者さんに少しでも快適に治療に専念していただけるよう、5〜6月の2ヶ月にわたり全館の病室・廊下、待合室の床および壁面のリニューアル工事を実施しました。
 期間中は何かとご迷惑、ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。