VOL.7(平成14年 1月25日発行)

 お医者さんや、病院の善し悪しは大層分かりにくいものです。病院となると医師も多数いるため、さらにわかりにくくなります。“はやっているから名医とは限らない”ので患者さんは困ります。また、現在公開してもよい医療の内容は決められており、多くは患者さんに理解できない内容で、分かると言えば外科、内科などの診療科目ぐらいですが、これも数が決められています。患者さんにもっと分かりやすい表現がいりそうです。
 私共の病院の得意とする科目(お医者さんも治療に来られる)は、心臓と消化器外科(食道・胃・腸・胆のうなど)です。もちろん、透析・腎・呼吸器・消化器の内科、整形・脳・血管の外科なども得意です。ほとんどの治療をこなします。専門外は他の病院を紹介することになります。
 高齢化に伴い、いくつもの病気を持っておられる方が多くなってきました。胃ガンで手術を必要とされる患者さんが、高血圧や糖尿病を持っておられることもめずらしくなく、内科と一緒に治療していきます。こんな小さな病院ですが、常勤医が12名いて、その中で一番年寄りは57歳の私です。

目標は
・お医者さんが気軽に入院し、手術もする病院
・不幸にして患者さんが亡くなられても一言お礼を
 言ってもらえる病院、です。

 現在「日本医療機能評価」を受審する準備中
です。これは病院のすべての職員が対象となり、
あるべき病院の姿を示す一つです。
 小泉首相ではありませんが、今後も“病院改革”
を続けていきます。

院長 馬殿 芳郎

「肥満」


 今回は、生活習慣病の中の肥満について書いてみます。
 肥満というと、ただ太った状態を考えがちですが、本当は体の脂肪量が異常に増加している状態をいいます。スポーツマンで筋肉が発達している人は体重は重いのですが体脂肪が少ないので肥満とはいいません。又、体内に水分がたまって水太りしている人も肥満ではありません。そのため、肥満と過体重は本来、区別されるものなのです。
 肥満の原因の90%以上は過食などの食生活の乱れと運動不足といわれています。そこでエネルギー摂取量の制限や運動療法を取り入れます。また肥満に合併しやすい病気として、糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化、脂肪肝、高尿酸血症、婦人科の疾患などがあり、いずれにしても生活習慣病の原因になりかねません。
 そのため、
 1)摂取エネルギーの制限
 2)タンパク質・脂質・糖質の必要量の確保
 3)ビタミン・ミネラルの確保
 4)食物繊維をとる。
 5)夜食は食べない。
 6)ゆっくり食べる。
 7)食事はぬかない。
 8)食べ物は見えないところに置く。
などの努力が必要です。
 その上で、体に障害を与えないこと、体脂肪だけが確実に低下すること、減量した体重がもどらないこと。それにはあせらず、じっくりと取り組みましょう。

栄養士 山田 眞弓


体操が大切

 最近はご高齢の方が多くなり、腰や膝の痛みをかかえる人が増え、整形外科の外来にもたくさんの患者さんが来院されます。
 病院というと、お薬やリハビリ室での治療をすぐに思い浮かべますが、これだけではなかなか症状が良くならないこともあります。こういう場合には、体操療法が有効なことも多いようです。体操療法といっても自宅で気軽にできる簡単なものです。
 具体的には下図のような体操をして、腰や膝の周囲の筋力を強化するわけですが、それぞれの体操は、その姿勢で5秒間ぐらい力を入れたまま静止することが大切です。回数をたくさんするよりも、ゆっくりした動作で行なうようにしてください。1つの体操につき10回ずつぐらい行なってください。それを朝昼晩など生活のリズムに合わせて、三度ぐらい行なってください
 またすべての体操をする必要はなく、やって痛いものや、特につらい動作は無理にしないでください。そして大切なことは、体調が悪くなければ、毎日続けるということです。
 これ以外にもたくさんの体操があります。また同じ症状であっても、人によってはかえって症状を悪化させる場合もありますので、体操をする時は一度整形外科の外来を受診して、どの体操をすればよいのかお尋ねください。

整形外科 永田 修


腰の体操

膝の体操






当院の医療機器をご紹介

「HDFモニター」形式DCG−02

 「血液透析」は腎不全に対する療法として定着していますが、最近、より快適で高い効果が期待できる「血液透析濾過療法」が注目されています。
 これは、通常の血液透析では十分に対処できない骨痛や関節痛の緩和、かゆみの軽減など諸症状の改善のほか、透析中も血圧変動が少ないなどの利点が学会などで多く報告されているためです。
 HDFモニターは、この「血液透析濾過療法」を実施する機能を備えた最新型の装置で、比較的複雑な操作が必要な本療法を安全かつ確実に行うことができます。