VOL.9(平成15年 1月25日発行)


 世の中は静かにそして確実に一定方向へ向かっています。「あわただしさ」を痛切に感じながら、時代の流れを知りました。さて、当病院は昨年の11月22日に病院機能評価(一般A)を受審しました。医療の質の向上、患者の立場に立った医療、地域社会での病院の役割を考えると当然の内容です。まずは、幹部職員の意識を改革、そして病院全職員での対応が求められます。病院機能評価の大項目は次の通りです。
 1.病院の理念と組織基盤
 2.地域ニーズの反映
 3.診療の質の確保
 4.看護の適切な提供
 5.患者の満足と安心
 6.病院運営管理の合理化
 どの項目を見ても仕事はますます多岐に渡り増え、責任も付いて回ります。日頃より私たちが目指しているものでありますが、改めて項目に挙げられると言葉と内容になれるのに少し時間を要しました。この病院機能評価の利点は
 1. 病院の問題点の概要の確認と他病院との比較・検討ができる。
 2. 問題点の解決のきっかけに具体的目標が示され職員に自覚と意欲を促す。
 3. 病院機能評価は患者さん、職員そして病院のためにある。
などが挙げられます。
 ”医療の質の向上”を大前提にした病院機能評価ですから、一般病院だけではなく精神病院・長期療養病院を含めすべての病院が受審されるべきかと考えます。”医療の質の向上”を考えますと病院だけでなく、診療所にも波及していくであろうと思えます。病院中で考えが一番変わったのは私です。お金、手間を考えていても何もできません。スタッフと一緒に地域ぐるみでの取り組みとなります。病院の全スタッフに感謝いたします。これからがスタートです。
院長 馬殿 芳郎
医療法人回生会宝塚病院
 [理念]
 1.心がかよう、患者さんに信頼される病院

 2.調和・進歩・向上

 3.地域社会への奉仕
 [基本方針]
1. 奉仕の精神を持ち、常に患者さんの立場に立った医療を行います。
2. 説明と合意に基づいた納得ゆく医療を行います。
3. 医療人として生涯学習に努め、医療の質の向上を目指します。
4. 地域の皆様の健康、保健のため開かれた病院を目指します。

「布団に入ってしばらくすると全身かゆくて眠れない!」
「お風呂あがりはいつも皮膚がかゆくてたまらない!」
「お酒で気分がよくなると、なぜかいつも皮膚がかゆくなる!」
「ナイロンやウール素材の服を着るとかゆくて我慢できない!」

 これらの皮膚のかゆみは、皮脂欠乏が主な原因です。正常な皮膚の表皮は、水分と油分によるバリアにより、外の刺激から守られていますが、秋から冬にかけて皮膚が乾燥してくると水分と油分が失われ、外の刺激を受けると敏感に反応し、かゆくなります。特に中年以降の人や乾燥肌の人、エアコンなどにより乾燥した場所にいる人に多く、主にすねやふくらはぎ、太もも、腰などにかゆみが発生します。かゆくなると、かいてしまい、皮膚が傷つき、さらにかゆくなる・・・、そんな悪循環を起こさないためにも、日常生活における心掛けが大切です。ただし、かゆみの原因が糖尿病や肝臓・腎臓の病気などによることもあるので、効果が得られない場合は、必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

<日常生活の注意事項>
■入浴
 ・ 石けんやシャンプーは低刺激性のものにし、皮脂をとりすぎないよう量は少なめに。
 ・ ゴシゴシ洗いはやめ、ナイロンや麻素材のタオルやブラシは避け、柔らかい布でそっとやさしく。

 ・ 熱いお湯や長湯は血行がよくなり、かゆみの刺激になるので要注意。
 ・ 硫黄の入った入浴剤は皮膚を乾燥させるので要注意。
 ・ お風呂上がりには保湿ローション・クリームや油分のある軟膏で皮膚に水分と油分を十分補給。
■空調機器
 ・ エアコンや温風ヒーター、電気毛布を使用する場合は、加湿器で乾燥を防止。
■食生活
 ・ お酒や辛い食べ物は体を温めかゆみを強くするので、とり過ぎに注意。
■衣類 
 ・ 直接肌にふれる下着類は、ナイロンやウール素材を避け、肌にやさしい、柔らかな木綿製のものに。


当院の医療機器をご紹介

「全自動グリコヘモグロビン測定装置ADAMS TM A1c」

 糖尿病の管理指標として不可欠な検査項目であるヘモグロビンA1cのさまざまな検査法の中でも、 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法を使用し、その精度の高さから多くの医師に高い評価を得ています。
 この装置は、結果の算出が速く90秒/検体という高速で全自動処理する機能は診療前検査や臨床へのリアルタイムな データフィードバックに、大いに貢献できるものです。たとえ少量の検体でも即時に高精度検査ができ、患者さんへの 負担の軽減と共に中央検査室における医師への結果報告までの検査時間を大幅に短縮できるようになりました。


[患者の権利]
患者様の人権を尊重し、患者様と病院・職員との相互の信頼関係に基づいた医療を共同して作りあげていくために、当院は「患者さんの権利と責務」を定めています。
1. ご自分の病気や診療のことで疑問があれば、どのようなことでも質問する権利があります。
2. 検査や治療を受けるときには、よく理解できる言葉で説明を受け、自らの意志でそれを選択・決定する権利があります。
3. 診療の過程で得られた個人情報やプライバシーは、守られる権利があります。
4. 良質な医療の提供を受けるため、患者様はご自分の健康に関する情報について、医師をはじめとする病院職員にできる限り正確に提供する責務があります。

東洋医学について  <ドクター戯言・独り言> (外科 小島 善詞)

アンケート調査結果